筋肉痛のメカニズム

激しい運動をした翌日、あるいは数日後によく筋肉が痛くなったりします。この筋肉痛はそもそもなぜ起きるのでしょうか。
実は、意外なことですが、現代医学でも筋肉痛が起こるメカニズムについては、まだ完全に解明されていません。筋肉を構成している筋繊維が傷つくことによって痛みを感じるといわれていますが、実際には、痛みを感じる神経は筋繊維には届いていないのです。これは、筋繊維が損傷を受けたとしても、理屈では痛みを感じることはないということです。
ではこの痛みはどこから来ているのでしょうか。有力な説として、運動などによって筋肉の毛細血管内に疲労物質である乳酸が蓄積し、それが血行不良を引き起こすことにより、痛みを感じるとされています。つまり、筋肉が損傷しているのではなくて、血行不良が原因で筋肉が緊張し、それが筋肉痛を発生させているのです。疲労物質は運動直後に最も増加していると考えられますから、運動直後に起こる筋肉の痛みは、主にこれが原因だと考えられます。
筋肉や結合組織の損傷が痛みを引き起こすのではないかという考え方もあります。筋肉は大きな力で収縮をくり返すと、小さな断裂を起こすことがあります。また、筋肉の中には伸縮せずに強度を保っている結合組織があり、筋肉が激しく形を変化させることで、この組織が傷つくというのです。

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